ディスプレイも栗やほおづきに秋らしいテーブルセンターの柄で演出されていて、いつもながら細かなところまで心が行き届いているのが國場先生らしくて素敵。
イェオスト (フレッシュ)ノルウェイ、スティルトン&マデラ(青カビ)イギリス、オリヴィア(シェーブル)フランス、ボスケッタ・アル・タルトゥフ(セミハード)イタリア、マンチェゴ・アル・ロメロ(スペイン)、フォレスト(プロセス)フランス、フェタチーズのオリーブオイル漬け(シェーブル)デンマークの7種類。
チーズとワインの組み合わせだけど、ポイントとしては
1)同じ産地同士を合せる。例えばシェーブルとロワール川流域のワイン
2)個性が似ているものを合せる。例えばマイルドなチーズには軽いワイン。これは熟成が同じもの同士を合せると言う意味とほぼ同じことだそうだ。
3)個性が反対なものを合せる。例えばブルーチーズと極甘口ワイン 2と矛盾してるようにも思えるけど要は味の対比を楽しむってことだと思う。ただ、あまりこだわらずに好きなものを楽しめばいいとチーズ界の大御所、ピエール・アンドルゥエ氏も語っているそうだから、いろいろ試してみるのがいいんだろう。私はブルーチーズには重めの赤とかが好きだったりする。というか甘いワインは苦手だけかもしれないけど(^^; 嫌いではないけどね。
イェオスト (フレッシュ)ノルウェイは、見た目も味もキャラメルにちょっと似ている。フレッシュタイプだけど、加熱凝縮させることによって褐色に変化し保存性がよくなるんだそうだ。塩味のキャラメルといった風味で癖もなく言われないとチーズとは思わないかもしれない。チーズが嫌いな子供も喜びそうだ。
スティルトン&マデラ(青カビ)イギリスは、スティルトンをマディラ酒に漬け込んだもので、かなり酒の香りが強い。アルコールに弱い人には辛いかも。ちょっと豆腐ようにも似た感じがする。これはかなり美味いです。
オリヴィア(シェーブル)フランスは、見た目もとてもオシャレ。タプナード(オリーブペースト、ケイパーに隠し味としてアンチョビとオリーブを混ぜたもの)が使われていて、上に黒オリーブの実が載っている。味はとてもなめらかでオリーブの香りもほのかにする。う〜ん、こんなシェーブルを作るなんてフランスチーズは奥が深いなぁ。小さなケーキといった感じ。
ボスケッタ・アル・タルトゥフ(セミハード)イタリアは、爽やかな香りで酸味があってセミハードとはいえ、なめらかな食感。
マンチェゴ・アル・ロメロ(スペイン)は、今まで食べたマンチェゴの中では一番なめらかな食感。パサパサ感が全くないな。塩味も絶妙で、表面にまぶしてあるローズマリーの風味も食感も素晴らしい。これだとハードタイプとは言えないね。
フォレスト(プロセス)フランスは、スモークの甘い香りと味でとてもクリーミィ。プロセスチーズもこういう風に加工すると素晴らしくなるって見本のようだ。
フェタチーズのオリーブオイル漬け(シェーブル)デンマークは、スーパーでもたまに見かけることができる。ただしこれはシェーブル。ブルーチーズのものは塩が強すぎるのでそのまま食べるのはお勧めできないかも。フェタチーズは本来はギリシャのものだそうだけど、これはデンマークのもの。
今回もパンは、宗像堂のもの。ほんとにチーズとも相性がいいものばかり。
左に見える平たいパンは、クネッケという小麦やライ麦など5種類の穀物を使ったクラッカーみたなパン。これは、ノルウェイのKavliという名前のものだけど、本来はドイツでよく食べられているそうだ。
本日のワインは、ヴィーニャ・グラシア・カルベネソーヴィニョン2003
本日のサラダは、フェタと野菜たっぷりのグリーンサラダ。チーズにも相性がばっちりですね。ドレッシングにはシェリービネガーを使っているそうです。私もドレッシング上手になりたいものだと思う。
國場先生、手作りのレモンケーキ。食べているとレモンの香りが口の中いっぱいに広がってとても爽やか。寝起きに食べるたら気分が爽快になりそうな美味さ!
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